道具を一杯に詰め込んだ箱を頭上に掲げて先を急ぐねずみ君が描かれた表紙。
その表紙の裏には深みのある真っ赤な無地の紙が張られていて、遊び紙も同じ赤の無地。
表紙とページの中の絵の基調色として使われているグリーンとの補色の対比がこの絵本の印象を強くしています。
1ページごとに、ねずみ君が道具を駆使し、様々な素材を使ってアルファベットの文字作りに励んでいます。
"A"のページでは、"Mouse airbrushes the A"、コンプレッサーを使ってエアブラシで大きなAの文字に色付けをしています。
"C"のページでは、"carves C"。ノミとかなづちで、Cの文字を彫りだしています。
こうして、ねずみ君の仕事の動作がアルファベット順に26も紹介されているのです。
★英語のお勉強にも!
普段、名詞としてしか使っていなかった言葉も、この絵本を通して、動詞として使えるようになります。
かわいい絵本を苦手とするようになった男の子たちにも人気の絵本です。
★作家について
フレミングは美術学校時代に原初的な紙漉きを学び、その後も様々な他の紙の制作方法を学んでいます。
そして、その技術を生かして独特なパルプペインティングという手法で、力強く、鮮やかな色同士をぶつけ合った美しい色彩で、ユーモアのある絵本を生み出しているのです。